あなたの親切が、いつかどこか遠くの誰かを救うかもしれない

こんにちは、Erikaです。

今日は大先輩のフルート奏者、
井上洋氏と今後の企画の相談を
しました。
お互いの演奏を
聴いたことは何度かありましたが、
一緒に演奏するのはこれからです。

ウィーンに長くいらしたからなのか、
雰囲気が外国人のような印象でした。
駅でお会いして、
階段を上がるときに
私のキャリーケースを
持ってくださったので。

ヨーロッパでは駅構内など、
ベビーカーや
重そうな荷物の女性がいたら
近くの人がさっと持って階段を上がる。
ぜんぜん知らない人が
ごく自然に手伝います。

日本でも親切な人に
助けていただいたことが
ありました。
数年前に、
脚の怪我で、階段をやっと
一段ずつで止まりながら、
しかも楽器とキャリーケースも
あり、かなり苦戦していたとき、、、
通りがかりの日本の男性が、
キャリーを持って階段を
降りてくれたことがありました。
思いやりが嬉しかったです。
本当に救われました。

ドイツからの留学生に
質問されたことがありました。
日本の駅で、知らない女性の
荷物を持つのを手伝うと
変に思われるだろうか。
しない方がいいのだろうかと。

日本では他人事のように
通り過ぎる光景が多いと
言っていました。
酔っ払いで倒れている人がいても
誰も手を差し伸べることなく
通り過ぎるのはなぜなのか
聞かれました。

でも、日本人は親切という
ことはよく聞きます。
その人もそう言っていました。

以前、チェコに単身で演奏旅行
したとき、プラハ駅の構内で
迷ってしまいました。
声をかけてくれた女性がいて、
バスターミナルまで
案内してくれました。
その人は
以前日本に住んでいたことがあり、
その当時周りの日本人に
とても親切にしてもらい、
良い日々を過ごした体験があったので、
日本人を見て、助けたいと思った
と言っていました。

私の知らない日本の誰かが
そのチェコの人に親切に
接したことが、このように
かえってきて、私が救われる。
感動的なできごとでした。

日本で外国人に接するとき、
あるいは外国にいるときは、
誰もが日本の顔、
代表としての意識を忘れては
いけないのですね。

自身も海外で苦労はいろいろ
しているので、
留学生、旅行者、社会人など
外国人の友達が困っていると
放っておけなくて
けっこう面倒を見ます。
やはりその人たちが異国でとても
心細い思いをしているとか、
言葉の壁、
他人事とは思えなくて。

井上氏の話に戻りますが、
音楽の話をいろいろしていて、
今まで考えたことのないような
新たな視点も得られました。
それについてはまた書きますね。

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