こんにちは Erikaです
まだ寒さは続きますが
木々の枝には新芽が日ごと育ち
桜の開花も近いでしょうか
さてもうじきのコンサートは
「音楽の集い ひびきあうとき」
聴き手と奏者と音楽がひびき合う
心温まるひとときを願い
このシリーズを続けています
今回のテーマは
「J.S.バッハ~光に満ちて」
窓から差し込む清々しい陽光
ドーム天井から降り注ぐ音の煌めき
響きの美しいサロン会場で
光を湛えた名曲をお楽しみください
これから少しずつ曲について
お伝えしたいと思います
ではまずJ.S.バッハの
ヴァイオリンソナタのことから
バロック時代のソナタは
鍵盤楽器は低音部と
和声を表す数字が記された楽譜を
即興で弾くのが常でしたが
このソナタは鍵盤楽器(当時はチェンバロ)
のパートも全てバッハによって書かれています
三つの声部のトリオソナタの形といわれています
このハ短調のソナタはアルペジオに乗せた
美しいシチリアーノで始まります
「マタイ受難曲の」“憐みたまえ”
のアリアにとてもよく似た旋律です
次の軽快な楽章はテーマが
3者の声部で交代で現れます
そして神々しくも温かみある
ホ長調のアダージョは3連符の流れにのせて
ヴァイオリンが低音域で豊かな旋律を歌います
第4楽章は また三者の各声部が順番にテーマを
受け持ち対話していきます
ぜひあなたとご一緒できますように♪