ヴィヴァルディの四季より「夏」
こんにちは! Erikaです。
大好きな曲ヴィヴァルディの四季。
灼熱の国で行われたスコピエ音楽祭。
昼間は36度を超える過酷な暑さでした。
当初は屋外の遺跡のようなところで
演奏する話もありましたが、
博物館のある地下の会場で行われました。
現地の合奏団と
数日間のリハーサルを重ねた、
思い出深いコンサートの1シーンです。
ヴァイオリンのソロ(1分〜)が
入ってしばらくの間、
けなげに鳴き続けるカッコウの声が
聴こえるでしょうか。
そしてキジバトや小鳥のさえずり。
激しい嵐が吹き荒れ、
羊飼いの嘆きの歌。(3分30秒〜)。
思いのある美しい旋律は特に好きな場面です。
ちょうど写真撮影の人が現れて、
弾いているところはしばらく見えないですね(笑)
長い年月に渡る紛争で、多くの人たちが
互いに深く傷ついたバルカンの地域。
平和への願いを込めて、
2007年にバルカン室内合奏団が設立され、
これが最初のコンサートでした。
国境を超えて共に演奏し、
音楽を分かち合うことへの希望。
その第一歩となる記念すべき一夜でした。
今、コロナで世界的に大変な状況です。
乗り越えていけるように願っています。